個人消費 consumer spending 2005 12 5
景気をどう見るか、難しいところでしょう。
それは、内需の屋台骨を支える個人消費を、どう読むかにあるでしょう。
私は、まだ弱いと見ています。
総合スーパー(GMS)で、消費者の買い物を見ていると、
「本日の特売」や「今月のお買い得品」は、よく売れていますが、
通常価格の商品は、動きが悪いという印象です。
ただし、個人消費の中で、「負け犬」需要部門は、堅調と言えます。
しかし、負け犬需要で、個人消費を支えるのは、厳しいと思います。
2004年5月3日の日本経済新聞には、このような記事があります。
「個人消費を支える『負け犬』需要」
「デジタル家電の需要拡大など、個人消費に明るさが見えてきた。
なかでも、重要な、けん引役が、30代の独身女性たちだ。
デフレ経済ながら、単身者向けのマンション、
個人旅行、高級ブランドなど、
彼女たちの目にかなった商品は、着実に売上を伸ばしている。」
「未婚、子供なし、30歳以上」
「これは、『負け犬の遠吠え』の著者による『負け犬』の定義だ。」